「骨盤がズレてます。」「骨盤が歪んでいます。」っていう言葉をよく聞かれたと思います。
でも、結局はどういうこと？って思われている方が多いので、ここで説明をさせていただきます。

　骨盤の構造　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

骨盤ってどういう構造になっているのか皆様はご存知でしょうか？骨盤の構造について説明していきます。

骨盤は３種類の骨で構成されています。
【1，寛骨（かんこつ）２，仙骨（仙骨）３，尾骨（びこつ）】になります。
なかなか聞いたことがない名前ではあるかもしれませんが、この３種類の骨で身体の土台となる部分を構成しています。

まず【寛骨】ですが、
【腸骨（ちょうこつ）、坐骨（ざこつ）、尾骨（びこつ）】という骨で構成されており左右一対になっています。
腸骨は骨盤の左右に出っ張っている大きな骨で、坐骨は骨盤の底に位置する骨で座った時に体重を支える骨です。恥骨は骨盤の前側にある骨でお腹のおへその下に位置します。

次に【仙骨】ですが、
仙骨は骨盤の中心部に位置して、形は逆三角形になるっている骨で骨盤にはまり込んでおります。

最後に【尾骨】ですが、
尾骨は仙骨の先についている骨で、よく言われるのは「尻尾の名残」と言う風に言われております。

　骨盤の役割　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 次に「骨盤の役割」について説明していきます。

骨盤は身体の中心にあり、上半身と下半身をつないでおり、ヒトは二足歩行の為に上半身の負担や足からくる衝撃や負担を受け止める役割をしています。
身体のバランスを保っているため、日常行っている動作にもとても重要な箇所となります。

この事から骨盤はとても重要な役割を担う為、バランスを崩してズレ・歪みが出てしまうと痛みや身体の不調につながってしまうので、しっかりとチェックしておくことが必要になります。

　骨盤のズレ・歪みの検査　　　　　　　　　　　　　　　　　

まずわかりやすいのが座った状態の坐骨の位置と腸骨の高さです。
座った姿勢と、座った状態から腸骨の高さに差があると、骨盤が歪んでいることがわかります。
これはご自身で確認することは難しいので、当院では正しい姿勢になるように手助けすることでズレ・歪みを体感してもらうようにしております。

次に仰向けに寝ていただき、両膝を曲げて左右をくっつけたまま胸の手前まで上げていき、目視でご自身でご確認いただきます。
その際に、両膝の高さが左右均等でしたらズレ・歪みとしてはない状態です。

腰痛や膝痛・ヘルニアや狭窄症をお持ちの方は必ず一番最初のカウンセリングでチェック部分であり、９割の方に歪みがみられます。
骨盤は身体の土台に位置するため、そこが歪むと色々な箇所に不具合が出てきます。

　まとめ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

上記の点から、
根本的な症状改善をするためには不可欠な要素となってきます。
当院では骨盤のズレ・歪みをしっかり診ていきますので、安心してご来院ください。
ご不明な点がありましたら、いつでも何なりとご質問ください。