膝に水がたまる理由とは?水がたまる原因と正しい対処法
「膝に水がたまっていると言われた」
「膝が腫れて、曲げ伸ばしがしにくい」
「一度水を抜いたのに、また膝に水がたまってきた」
膝の痛みでお悩みの方から、このようなご相談をいただくことがあります。
特に40代、50代、60代以降になると、膝の痛みと一緒に「膝に水がたまる」という症状を経験する方も増えてきます。
では、そもそもなぜ膝に水がたまるのでしょうか?
そして、
「膝の水は抜いた方がいいの?」
「水を抜くとクセになるって本当?」
「膝に水がたまったら運動してはいけないの?」
といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、膝に水がたまるのは、膝の関節の中で炎症などが起こり、関節液が通常より増えていることが主な理由です。
つまり、「水がたまっていること」そのものよりも、なぜ水がたまっているのかを確認することが大切です。
今回は、膝に水がたまる理由や代表的な原因、水を抜くことについて、分かりやすく解説します。
「膝の水」の正体は関節液
「膝に水がたまる」と聞くと、膝の中に水が入っているように感じるかもしれません。
しかし、実際には「水」ではなく、関節液という液体です。
膝の関節の中には、もともと少量の関節液があります。
関節液には、膝の関節を滑らかに動かしたり、軟骨などを保護したりする役割があります。
ところが、膝の関節に炎症や刺激が起こると、関節液が通常より多く作られたり、吸収とのバランスが崩れたりすることがあります。
その結果、膝の中に関節液が増え、「膝に水がたまった」状態になります。
つまり、
膝に水がたまることは、膝の中で何らかの問題が起こっているサイン
と考えることができます。
膝に水がたまる主な原因
膝に水がたまる原因は一つではありません。
代表的なものをご紹介します。
1.変形性膝関節症
中高年の方に多いのが、変形性膝関節症です。
年齢や長年の負担などによって、膝の軟骨や関節周辺に変化が起こり、炎症を伴うことがあります。
その結果、膝に水がたまることがあります。
変形性膝関節症では、
-
膝が腫れる
-
膝に水がたまる
-
膝を曲げにくい
-
立ち上がるときに痛い
-
階段の上り下りがつらい
-
歩き始めに膝が痛い
などの症状がみられることがあります。
2.膝をひねった・ぶつけたなどのケガ
スポーツや転倒などで膝に強い負担がかかった場合にも、水がたまることがあります。
例えば、
-
膝を強く打った
-
スポーツ中に膝をひねった
-
急に方向転換した
-
急に運動量を増やした
などです。
ケガの後から膝が急に腫れた場合は、靭帯や半月板など、膝の内部に損傷が起こっている可能性もあります。
「運動した後から急に膝が腫れた」という場合には、無理に運動を続けず、医療機関で状態を確認することをおすすめします。
3.半月板など膝内部の問題
膝の中には、クッションのような役割をする「半月板」があります。
半月板に傷がついたり、年齢とともに変性したりすると、膝の痛みや腫れ、引っかかり感などが起こることがあります。
「膝を曲げ伸ばしすると引っかかる」
「膝がロックするような感じがある」
「膝の奥が痛い」
という場合には、膝内部の状態を確認することが大切です。
4.関節リウマチなどの炎症性疾患
膝に水がたまる原因は、変形性膝関節症だけではありません。
関節リウマチなどの炎症性疾患によって、膝に関節液が増えることもあります。
特に、膝だけではなく手や足など複数の関節に腫れや痛みがある場合は、医療機関で検査を受けることが大切です。
5.痛風などによる関節炎
痛風などによって膝の関節に強い炎症が起こることもあります。
急に膝が腫れて、強い痛みや熱感が出てきた場合には、自己判断せず医療機関で確認してもらいましょう。
膝に水がたまったら、水を抜いた方がいい?
膝に水がたまったとき、
「水を抜けば治るの?」
と思う方も多いと思います。
実際には、膝の水を抜く処置が必要になる場合もありますが、すべてのケースで必ず水を抜く必要があるわけではありません。
膝の腫れが強く、膝が曲げにくい場合や痛みが強い場合などには、医療機関で関節液を抜くことがあります。
また、採取した関節液を調べることで、炎症や感染などの原因を確認するために役立つ場合もあります。
どのような対応が必要なのかは、膝の状態や原因によって異なります。
「膝の水を抜くとクセになる」は本当?
「一度水を抜くと、何度も水がたまるようになる」
という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、基本的には水を抜いたこと自体が、水をたまりやすくする原因になるわけではありません。
水を抜いても、膝の中で炎症が続いていれば、再び関節液が増えることがあります。
つまり、
「水を抜いたのに、また水がたまった」
という場合には、水を抜いたことが原因というよりも、水がたまる原因となっている炎症などが続いている可能性があります。
そのため、
「水を抜くかどうか」だけではなく、「なぜ水がたまっているのか」を確認することが大切です。
膝に水がたまっているとき、放置しても大丈夫?
膝に水がたまっていることに気づいても、
「そのうち自然に治るだろう」
と、そのままにしてしまう方もいます。
一時的な炎症などで自然に落ち着く場合もありますが、原因によっては適切な治療が必要になることがあります。
特に、
-
膝がどんどん腫れている
-
強い痛みがある
-
膝が熱を持っている
-
膝が赤くなっている
-
発熱がある
-
急に膝が腫れた
-
膝をほとんど動かせない
といった場合には、早めに医療機関を受診してください。
感染症など、早急な対応が必要な病気が隠れている可能性もあります。
膝に水がたまっているとき、運動してもいい?
「膝に水がたまったけど、運動した方がいいですか?」
というご質問もよくあります。
これは膝の状態によって異なります。
強い腫れや痛みがある状態で、無理にスクワットやランニングなどを行うことはおすすめできません。
まずは膝の状態を確認し、必要に応じて医療機関で診てもらうことが大切です。
一方で、症状が落ち着いてきた後には、膝を支える筋肉を適切に使っていくことが重要になる場合があります。
特に膝の痛みを繰り返している方は、
-
股関節
-
お尻
-
太もも
-
足首
-
骨盤
などの動きや筋力も確認してみましょう。
膝は身体全体の動きの影響を受ける関節だからです。
膝の水を減らすためには「膝だけ」を見ないことも大切
膝に水がたまると、
「膝が悪いから、膝だけを治さなければ」
と考えてしまいがちです。
もちろん、膝そのものの状態を確認することは大切です。
しかし、日常生活の中で膝に負担が集中している場合には、膝以外の部分が関係している可能性もあります。
例えば、
股関節の動きが悪い
↓
膝がその動きを補う
↓
膝への負担が増える
↓
膝の痛みや炎症につながる
ということも考えられます。
そのため、膝の痛みを繰り返している方は、膝だけではなく、股関節や足首、骨盤、歩き方など、身体全体の動きを確認することも大切です。
東大阪市で膝の痛み・膝に水がたまる症状にお悩みなら
たつみはりきゅう整骨院では、膝の痛みに対して、痛みが出ている膝だけを見るのではなく、身体全体の動きや使い方を確認することを大切にしています。
例えば、
-
膝の動き
-
股関節の動き
-
足首の動き
-
骨盤の状態
-
お尻や太ももの筋肉
-
立ち方
-
歩き方
-
日常生活での身体の使い方
などを確認します。
そして、膝に負担が集中している原因を考えながら、鍼灸と整体を組み合わせた「M&Tリセットメソッド」で、一人ひとりの状態に合わせた施術を行っています。
ただし、膝が急に腫れた場合や、強い痛み・熱感・発熱などがある場合には、まず医療機関で原因を確認することが大切です。
「膝に水がたまるのを何度も繰り返している」
「水を抜いても、また膝が腫れてくる」
「膝の痛みで階段や歩行がつらい」
という方は、膝だけではなく身体全体の状態も一度見直してみましょう。
まとめ|膝に水がたまるのは、膝からのサインです
膝に水がたまるのは、膝の中で炎症などが起こり、関節液が通常より増えていることが主な理由です。
その背景には、
-
変形性膝関節症
-
膝のケガ
-
半月板など膝内部の問題
-
関節リウマチなどの炎症性疾患
-
痛風などによる関節炎
など、さまざまな原因があります。
そのため、
「水を抜けば終わり」
と考えるのではなく、
「なぜ水がたまったのか?」
を確認することが大切です。
また、「水を抜くとクセになる」と言われることがありますが、水を抜いたこと自体が水をたまりやすくするわけではありません。
膝の中で炎症などが続いていれば、再び水がたまることがあります。
膝が急に腫れた、強い痛みがある、熱を持っている、赤くなっている、発熱があるなどの場合は、早めに医療機関を受診してください。
膝の痛みを繰り返している場合には、膝だけを見るのではなく、股関節や足首、骨盤、歩き方など、身体全体の状態にも目を向けてみましょう。
膝に水がたまることは、身体からの大切なサインかもしれません。
その原因を知り、膝に負担がかかっている理由を見直すことが、膝の痛みを繰り返さないための第一歩です。









